HOME(図解!なんでも制作日記) vol.one
 ドメイン変更に伴い、移転しました。
 新しいサイトはこちら→「図解!なんでも制作日記〜プラモデルの作り方
  BACK
   
材料あれこれご紹介  
     
  タミヤパテ  
   
タミヤパテ
タミヤパテ (販売価格:約200円〜250円)
 
 一番基本的なパテ。多少(かなり)シンナー臭いです。
 小さな段差などを消すときに盛り付けて使用します。 カーショップなどに売っている車補修用の「うすづけパテ」などはこのタイプです。
 
 主に、パーツとパーツを接着した時の「合わせめ」を消したり、小さな気泡を 埋めたりします。 強度が無いのと、硬化後ヒケる(固まるとややしぼむ)ので大きめの造型には全く不向きで、ほんとに小さな隙間や段差にしか使えません。
 使う時は、気泡が入らないようにパテを密着させるように強く塗り込むのがポイントです。
 チューブから出して空気に触れると硬化を始めるので、フタをすぐに閉めるくせをつけましょう。冷蔵庫と似ています。
 薄く塗った場合数時間で乾燥してくれますが、 爪を立てて跡がつかなくなるのを確認してから研摩作業にはいらないとうまく作業出来ません。
 当然、厚く塗ると乾きがおそくなります。
 シンナーやうすめ液で溶くと、「溶きパテ」といってドロドロのパテが作れます。 これをざらざらの物の表面に塗り、磨いたりすることもあります。(磨かなくても ザラついたそれなりの表情が出ます。)
 タミヤの他にも同じタイプのパテがあるのですが、なにかと使えるのでこれが オススメです。
 
  タミヤ エポキシパテ  
   
エポキシパテ
タミヤ エポキシパテ (販売価格:約300円〜400円)
(写真は高密度タイプ)
 
 2種類の素材を混ぜ合わせることによって硬化しはじめるタイプのパテです。「高密度タイプ」(12時間乾燥・青い箱)と、「速硬化タイプ」(6時間乾燥・薄緑の箱)があります。
 「高密度タイプ」はうすい水色をしており、時間をかけて造型でき、水をつけながら表面 を滑らかに仕上げていくことができます。「速硬化タイプ」はベージュ色をしており、ある程度時間をかけていると水をつけて表面 をなでてもぼろぼろとした感じになるので、さっさと形作らなければいけません。
 
 また、冬場で温度の低いときには固く練りづらいため、ぬるま湯などを指につけて揉むように練ると柔らかく均一に混ぜやすくなります。
 
 カーショップなどに売っている車補修用の「ねんど状パテ」などはこのタイプです。
 乾燥によって硬化するのではなく、化学変化によって硬化するのでヒケ(タミヤパテ 参照)がなく、厚みのある造型に大変向いています。においはほとんどしません。
 
 2種類の素材を、同じ長さ(量)だけハサミで切り取り、指に水orお湯をつけて(パテがまとわり付かないように)こねて混ぜ合わせます。 (指の肌の弱い方は、薄いビニール手袋などを使ったりした方がいいです。) この際、しっっっかりと混ざっていないと硬化にムラがでますので念入りにこねましょう。
 
しっかりと混ぜる方法:
 
  2つの素材を指で合わせてだんご状にこねます。その後棒状に伸ばして折りたたんで いき、あげパンのように編むようにツイストさせます。 そして再びだんご状にこねます。
 これを何度も繰り返すと均一に混ざってきますので、硬化しないうちに形を整えましょう。
     
 
細くのばす   二つに折ってツイスト
 
 パテには、硬化前に指やヘラで形をある程度整形してしまうパターンと、大体の形をつくっておいて硬化後に削り出すことで整形するパターンとがあると思いますが(ロダンとミケランジェロの違い←そうなのか?)、このパテにおいては、粘土のように扱えますので僕は硬化前に整形してしまいます。
 
 完全硬化すると、結構カチカチになります。 昔はこのエポキシパテは1タイプしかなかったのですが(たぶん現在の「高密度タイプ」)最近2タイプに増えたようです。
 
 あまり速く固まってしまうと整形する時間がなくなりますので(何時間整形するんだ)、 長時間の整形を必要とする場合は「高密度タイプ(写真)」を使用しています。裏打ちにに使用したり、ざっと形作るので良い場合は「速硬化タイプ」の方が良いです。
 
  ポリエステルパテ  
   
…画像準備中…
ポリエステルパテ (販売価格:約1000円〜)
 
 主剤と硬化剤を混ぜて硬化させるパテです。
 カーショップなどに売っている車補修用の「厚づけパテ」などはこのタイプです。
 硬化剤を主剤に混ぜはじめると、いきなり硬化が始まります(熱を帯びてきます)のでエポキシパテのような余裕はありません。 一気に、しっかりと混ぜ、ちゃっちゃと盛り付けて大体の形に整形し、硬化後に削り出します。
 
 缶入りのものをだらだらとアイスの棒で混ぜていて、そのままアイスの棒が抜けなくなった人を知っています。
 そしてにおいは結構キツイ(てゆうか臭い)です。 いろいろな種類があり、結構個性にばらつきがあるようです。自分の使いやすいもの に出会うまで大変です。
 このあいだ、「モリモリ」というポリパテを使用しましたが、硬化剤と主剤の比率が、「パテに対して硬化剤2%」だそうです。そして、「硬化剤のキャップの大きさの量 が約2.4g」だそうです。どうやって適正に量るのでしょうか?面倒くさそうですね。僕は適当に硬化剤多めに混ぜましたが、先に硬化剤がなくなりそうです。
 
  ファンド  
   
ファンド
ファンド (販売価格:約450円〜500円)
 
 「石粉粘土」、って書いてます。パッケージに。
 よくわかりませんが、昔子供のころに使ったことのある紙粘土に近い感じがします。 紙粘土の、もっとキメの細かい、手につきにくい高級品という感じ。
 しかも、さらにすごいのは、 「なんでも作れる」って書いてます。パッケージに。 凄いです。この自信。
 
 …と茶化してるように聞こえますが僕はファンド最高!派です。エポキシパテと同じように水で手を濡らしてこねくりまわします。カンタンです。 硬化後も、適度にカッターナイフでサクサク切れますので便利です。
 ただ、厚く作り過ぎると、硬化するときに気泡と(いうか隙間)ができたり(削り出していると出てくる)、芯を入れずにボテッとかたまりを作ると割れたりします。 同タイプの製品がいくつかあるようですが、「ラドール」「フォルモ」よりはキメが 細かいのでこの値段差ならコチラを使う方がよいでしょう。
(最近、ユザワヤにて「ファンド高級タイプ」みたいなものを見つけましたが、恐いのでまだ使ってません。)
 
  アルテコSSP 瞬間接着パテ  
   
SSP
アルテコSSP 瞬間接着パテ
(販売価格:約1200円〜)
※写真と違うデザインのものが現在は販売されているようですので価格は参考です。
 
 「瞬間」と書いていますが瞬間に固まるわけではありません。 「素早く」くらいがぴったりくるのではないでしょうか。「素早く接着パテ」。
 硬化時間が速いですが強度はそれほどなく、ぶ厚く盛り付けて形づくる、というタイプのパテではありません。
  急いで仕上げなければいけない人や接着をともなう造形には便利です。
 
  プラリペア  
   
…画像準備中…
プラリペア
(販売価格:約1600円〜)
 
 鬼のように強度が出る補修用品です。
 固すぎてプラモの表面に露出する部分には使いにくいですが(プラとの固さが違いすぎてうまく処理しにくい)、見えない部分でしかも力のかかる部分が折れてしまったときなどは活躍できます。
 なんたってネジ山まで復活できると言ううたい文句です。固いはずです。
 
 黒い謎の粉に、謎の液体のしずくを落として使用するという、あまりにもそれっぽい材料です。
 コツをつかむまでちょっと難しいかもしれません。
 プラモデルをディスプレイする透明のケースの、黒いベース部分と固定する「爪」を 折ってしまったときにこれで補修しましたが、完璧にくっついてます。不思議な強度 です。
 
  BACK    
copyright(c)2002 KENJI. All Rights Reserved.
HOME