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前置きでもさんざん書いた特徴的なエンジンです。ブロックとヘッドをつなぐようにパイプ状のものが走っています。バリがひどいため整形しなければならないのですが、円柱を磨くのはめんど…至難の技なので、プラパイプに置き替えてラクします。
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プラパイプで |
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明るめのクロームシルバーで |
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この周辺のパーツはクロームシルバーの中でも明るめのもので塗装します。
バイク模型に限らず、車模型などでも「メッキの表現をどうするか」というのはモデラーの鬼門のひとつです。
各社からいろんなシルバー系の塗料が出ています。やはり純粋な「メッキ」の輝きにはかないません。しかしそこそこのモノも最近はあるようです。
今、持っているものを見てみました。メッキっぽい表現にかぎらず、さまざまな金属表現に使える塗料です。
クレオスの普通のシルバー(8)、
同じくスーパーシルバー(エアブラシ用-159)、
Mr.メタルカラーのクロームシルバー(211)、
Mr.カラースーパーメタリックのクロームシルバー(SM06) 、
同じくスーパーステンレス(SM04) 、
アルクラッドのアルミニウム、
タミヤ水性アクリル塗料のメタリックグレイ(XF-56)
同じくフラットアルミ(XF-16)。
このあたりにスモークを併用します。
Mr.メタルカラーはとても粒子が細かいですが、テカリを出すためには乾いたあとで磨くことが必要です。また、そのままにしておくと触ったところが落ちてきてしまうため、使い勝手がいまいち悪い(触って指についた銀粉が、黒い部分についた日にゃ…)。
Mr.カラースーパーメタリックは値段が高いですがテカリが素晴らしい。ただ粒子はそれほど細かくないですね。これのスーパーステンレスはクロームシルバーを濃く(黒く)したような感じです。
アルクラッドは粒子がめちゃくちゃ細かいです。使いようによっては一番光る。でも高い!
…と↑で言ってますが、訂正です。「光る」ということなら、Mr.カラースーパーメタリックのクロームシルバー(SM06)の方が(メッキっぽく)光ります。アルクラッドは、おそらく「アルミニウム」でなく「クロム」であればさらにメッキのようになると思うのですが、「クロム」は持っていない…。「アルミニウム」はその名のとおり、しろっぽいアルミのような輝きです。
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落ち着かせる |
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左:ノーマル 右:改修 |
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エンジンブロックは黒などを適当に混ぜたいろいろなシルバーで塗り分けた後、エンジン全体をマスキングなしで、うっすらと同じシルバーをさっと被せ、ガチャガチャしないように落ち着かせます。
右上の写真のプラグ部分は、NGKのパワープラグコード(自分が付けてた)のようなのを意識して真鍮パイプで適当にディテールアップしておきます。
キャブレターは前回のエア吸入口のメッシュのパーツを本体に付けます。
出来上がった部品たちを、エンジンブロックに取り付けていきます。コード類はキットに附属のものは大抵太すぎるため、市販の細いものに交換します。
ついでにエナメルのフラットブラックでスミを入れておきました。
昔、デッサン(鉛筆デッサン)を習っていたときに、金属のものを描くときにいつも心がけていたことがあります。それは、『指の先(爪)ではじいたときに「カーン」という金属音が鳴りそうか?』ということです。
べつに「チーン」でも「キーン」でもいいんですが(素材による)、紙をはじいたときのような音やプラスチックをはじいたような音が鳴りそうな絵であれば、それはダメだということです。
(重さというかなんというか)
当たり前ですが、エンジンは重い金属です。できるだけ、それを感じさせたいと祈りながら塗装するとうまくいきそうな気がします。 |
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