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乾燥も充分に終わったところで、デカールを貼っていくことにします。いや〜なかなか乾燥しなくて困った。 …。(注:久しぶりの更新)
さてこれだけ乾燥させれば(もういい)もう強く握っても指紋が付きませんので安心してデカールに取りかかれます。さっそく準備をしましょう。
デカールを貼る作業はとても仕上がりに重要なウェイトを占めるので、気合いを入れてやります。1時間やそこら時間があいたから、といって始めるような類のものではありません。しっかりと気を引き締めて、深呼吸&精神統一をし黙祷を5分ばかし行ってから作業に入るようにしましょう。
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本体、ピンセット、つまようじ、アートナイフ、刃、マークソフター、デカール、水入れ、テッシュ、綿棒、カッティングマット(くずがついていないか確かめ、汚れていたらしっかりとキレイにする)、等。 |
準備完璧オッケー |
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一度座ったらテコでも動かない、というのは冬場のコタツですが、デカール作業も一度座ったら立ち上がらないで済むように、使うツール類は手の届くところに配置しておきます。これを仮に「デカール・セットアップ」といいます。
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刃は新品に。 |
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よくわかんない |
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なぜ立ち上がらなくて済むようにするかというと、立ち上がるとホコリがたつからです。
ナイフの刃は新しめでも必ず新品に交換します。
さてマニュアルを参考に…といいたい所ですが、キットに附属のマニュアルは大抵上の写真のような適当な(失礼。いい意味で。)絵が描いてあるか写真が2〜3載っているだけなので、あらかじめ資料を集めておきます。
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随分昔に手に入れたもの。 |
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貼る前の記念に |
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まず適当にざくっと切る |
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ナイフでキレイに切る |
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ザックリとシートから切り離したあと、新品の刃の感触を喜びつつナイフでさらに細かく丁寧に切り離します。この際、細い部分では刃は絶対に止めずに「ぐるりん」と、ひと筆で刃を動かしましょう。
刃を止めてしまうと、そこに切り欠きが出来て、のちのちにデカールを貼るときに引っ張ったりするとそこから破けてしまうきっかけになってしまいます。
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チャプンと |
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ずらす |
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次に、「お湯」を入れた容器にデカールを入れ(必ずひとつだけ)、数秒待ってからずれるかどうか確かめます。湯の温度が高い程すぐにずれるようになり、デカールが小さい程すぐにずれるようになります。
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置く |
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ティシュで優しく押さえる |
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ずらし取ったデカールを所定の場所に置き、適当に折り畳んだティッシュ(もしくは綿棒等でもヨイ。)で、そうっと押さえていきます。
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マークソフターを塗る |
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ティシュで吹く |
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平面なら簡単ですが、曲面に貼りつける場合はいくら押さえてもうまくなじんでくれません。ティッシュにしみ込んだ「お湯」の蒸気を近付けるようにしてゆっくり丁寧に押さえながら、それでもまだダメな場合は「マークソフター」等のケミカルを使います。
附属のハケでデカールの上からさらっと塗り、ティッシュで吹きます。しみ込んだりしないため、いまいちピンと来ませんがデカールが軟化するというか、なじみやすくなります。
スジ彫りの部分などはいろいろ方法があり、そのつど経験で考えて処理します。
1. デカールを貼る前にスジの部分に合わせてカットしておく。
2. スジは気にせずデカールを貼り、スミ入れでそれっぽく見せる。
3. デカールを貼ってから、定着する前にスジに合わせてカットする。
今回は、「4」の、「気合いでスジにぐいぐい入れ込む」方法でやりたいと思います。
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つまようじで押さえる |
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スジの部分を上からつまようじでゆっくりと押さえていきます。つまようじでも、マークソフターを塗ったあとだと、あっさりと切れてしまいますので要注意です。ゆっくり丁寧、が基本です。
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なんとか…。 |
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サイドも同じように |
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一枚がキチンと貼れた と思ったら、2枚目に取りかかります。
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ナイフでスジ彫りの部分をカット |
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さきほど、スジ彫りの部分は気合いで処理する といいましたが、ボンネットの溝は目立たせる部分なのでココは定着する前にナイフで切ります。上の写真の右側の、ナイフを入れていない方を良く見ると分かります。既に切ったあとです。
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この曲面も厳しい |
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同じ要領で、順番に貼りつけていきます。思ったよりも時間がかかってしまったので、今日はあまり貼れませんでした。ベース部分の、曲面
の多いところの広いデカールは特に時間をくいますので、余裕のあるスケジュールで行いましょう。
今回は以上でおしまいです。画像が多くて重くてすみませんです。
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