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MG(マスターグレード)を作ってみる。  
第一回  
はじめに  
 最初にジムがシャアのズゴックに腹を貫かれたのを見た時から何年経ったでしょう。それなのに、あのシーンの迫力、驚きは、もちろん僕だけでなく同じ世代のほとんどが今でも共有することが出来るぐらい、凄いシーンでした。
 ズゴックを作るにあたって、もう一度あのシーンをDVD(映画編)で見直しました。ほんの数分の戦闘シーンです。ジムが貫かれ、ガンダムと相対し、ウッディ(カウボーイのおもちゃではない)がハエタタキのように落とされ、シャアが脱兎のごとく逃げる…。
 でも、そのわずかな数分で、やっぱり今でも興奮するんです。
 
 実はこのキット、とある方から発売直後に頂いたモノなんですが、しばらく作らずにいた間にシャア専用のズゴックが発売されます。でもそんなことにはめげずにこの量産型をシャアのズゴックに仕上げることにしました。運良く色以外見た目に違いがないっぽいので以外とラクにいけそうです。
 
  1. キットをチェック&仮組みなどなど  
     箱を開けてみると、ひとつひとつのパーツが大きく、パーツ数が少ないようです。前回ゼータプラスを作ったときにはパーツが細かく、多くて大変でしたのでなんとなく気分が軽いです。さっそく様子を見ながら仮組みを始めていきます。
     
 
大きい…   爪ですね
 
     
 
ABSです   軟質素材(TPE)です
 
 間接の力のかかるパーツにはABSが使われています。折れないように配慮してあります。(コラム参照=別窓
 また、 主要な間接部分には防水のゴムを表現するかのように、柔らかい素材のパーツが入っています。これはホコリが付くと取れにくそうなので、念のためビニ−ル袋に入れたままホコリがつかないようにしまっておきます。
 
 ちなみに、この素材「TPE」は、実際にも建築物等で防水パッキンなどに使用されています。リアル。
 
  2. さてどうするか  
   
     
   
ゴチャゴチャだ…    
 
 さて今回は、長引くと完成しなくなるのがちょっと恐いので、サクッと「ほぼ素組み」で行こうかと思います。色だけシャアの赤いカラーにして、それだけで速攻終わらせよう、と…。
     
 
大きい!   爪内部です
 
 それにしても、写真を見てわかるように、とても大きい。足のパーツなんか、こんなに!
 爪の中は、こんな風になっています。もちろん、ちゃんと可動します。まだゲート処理していないので汚いですね。
 
  3. どんどん仮組む  
     ひととおり仮組みが終わったらプロポーションなどをチェックし、問題ないか、素組みでいけるのかを判断します。そして、塗装の順番などをなんとなく考えます。このキットは良く出来ているのであんまり何も考えなくてもうまくいきそうな感じがします。
 
 ところが結局、DVDを見ているうちにやっぱり自分のイメージにそぐわない所は直してあげようという気持ちになってしまいました。やっぱりカッコいいからね…。
     
 
ううむ   ん〜?
 
 コイツは体と頭が一体で絶妙なデザインをしています。しかし、なぜか(マスターグレードならではのデフォルメ?)カタチが違う所があるんですね〜。でもおおむねいい感じのバランスに見えます。爪はちょっと…?
     
 
矢印の所はカット   うう〜ん。
 
 写真の矢印の所はカットしても特に支障がなさそうなのでカットしちゃいました。こうすると、あとで上からスポっとはめ込めます。前2カ所のツメでそこそこ固定されるので問題ない、問題ない。両手で足を持ってぐるぐる振り回したりしない限り取れないと思います。
 
 頭(体)のパーツを穴があくほど見つめながら、なにがイメージと違うのかを考えます 。どうも、頭がポッコリと上に出っ張って見えるンですよね。
     
 
矢印のようにカット   ノミを使いました
 
 そこで、頭の上にかぶさる帽子のようなパーツ(外装と、内側の黒い部品)を少し深くはまるようにします。
 中央のポリキャップを矢印のように1mm弱くらいカットし、上にかぶさる側も後部の2カ所のつっかえる部分、サイドの回り込む部分も少しカットしました。これで、1mm弱くらいだけ深く帽子がかぶさるようになります。
     
 
ナイフを転がすように   同寸のピンバイスの針
 
 次はモノアイをちょっと変えてみます。1.3mm径ぐらいの金属のパイプを短くカットします。
     
 
細い針で位置合わせ   本チャンです
 
 目の中心に穴を開けるため、0.5mmくらいの細い針で中心に少し水先案内をしてあげます。その後、パイプとほぼ同径の針でまっすぐに開口。
     
 
こんな感じ   効果があるのか
 
 開けた穴に金属パイプを差し込んで終わりです。上からクリアーパーツをはめると、少し精密感が… あれ あんまり変わらない気がしてきた。
 
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