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MG(マスターグレード)を作ってみる。  
  第五回  
  9. 脚部のディテール  
     青いパーツを仕上げていきます。そのままでもカッコよく出来ると思いますが当初の予定通 りいくつかディテールアップを施します。
 
 すねのサイドの装甲には、サブスラスターの吹き出し口があるのですが、インジェクション成型上の都合で開口していません。これを開口します。
     
 
すねサイドのカバー。成型上、穴が開いてません。   まずピンバイスで内側を狙って穴を開けます。
 
 開口予定の穴の大きさからひと回りほど小さく、ピンバイスで穴を点線状に開けます。その後、デザインナイフで点線をつなぐように切り込みながらカットします。
   
 
デザインナイフでなぞるようにカット   こんなふうに
 
   
耐水ペーパーで表面を仕上げる    
 
  合わせ目を消す処理をしなくてもいいパーツも、パーティングラインがある部分を耐水ペーパーでやすって、面 を整えます。
     
   
例えば赤線の部分にパーティングラインがあります    
 
 下腕部の装甲パーツにも、パーティングラインの「反り」が目立ちますので耐水ペーパーをあててキレイにします。
     
 
左側(親指側)のフチ部分が反り返ってるのが照明の反射具合でわかると思います。   ペーパーをあてて、面を整えます。
 
 ランナーから切り離した部分は、すべてヤスリで慣らした後、耐水ペーパーでキレイに表面 仕上げします。
     
 
まずヤスリでざっと。   次に耐水ペーパーで丁寧に
 
     
   
こんなふうに    
 
 すべて上記のようにパーツの表面仕上げをしていきます。
 
 スジ彫りを彫ってあった部分が、合わせ目消しによって消えてしまった場合、彫り直しの作業を行います。
     
 
消えてしまったスジ彫り   刃先が折れたナイフの背でけがく
 
     
 
Pカッターでスジ彫り   ちょっと雰囲気を見てみます
 
 表面を仕上げるべきパーツを並べて雰囲気をみてみます。
 そして、あらたにディテールアップをする場所とどんなふうにするかを考えます。新たにスジ彫りを彫る場所や、ディテールを追加する箇所などは、パーツがバラバラだと考えにくいですので、こうやって組んでみて位置を決めましょう。
 
  10. ディテールアップ  
     モデルカー(ミニチュアカー)用のインセクト(虫)ピンを使って、ディテールアップをして見ます。今回は1号のピンで行います。
 虫ピンの頭から1mmくらいのところにカッターでスジを入れ、ラジオペンチで切り(折り)取ります。
     
 
1号の虫ピンと小指   頭部分
 
 ピンバイスで0.3mmの穴を開け(貫通)、さらに軽く1.2mmの穴をクレーター状に開けます。
     
 
狙いすまして0.3mmで穴開け   さらに1.2mmで。
 
 そこに先程の虫ピンの頭を差し込みます。細かい作業なので慎重に行います。
     
 
虫ピンの頭を差し込む   こんな感じ
 
 こんな感じで、全体のバランスを見ながら「スジ彫り」「虫ピン」「ピンバイスで穴彫り」などでディテールを追加していきます。
     
 
こんな感じでディテールを追加   スジ彫りも追加していきます。
 

 
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