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道具あれこれご紹介  
  はさみ  
   
はさみ
 
 プラモデルではあまり使用しませんが、おおまかにざくざくと切る必要がある時に役立ちます。なので一般 のはさみで充分ですが、より強い力の入るタイプのもの(クラフトチョキ系:写真左)が使いやすいです。
 
  ニッパー  
   
ニッパー
左:電工用  右:プラモデル用
 
 プラモデルをランナーから切り離すときに使用します。
 電工用のものは大きくて強いですが、プラモデルにはプラモデル用の小さなものがオススメです。 1つあれば重宝します。
 パーツを切り離す時は、ランナーを多めに残してパーツにキズが付かないようにし、余分なランナーは後でカッターナイフで落とします。
     
 
こんなふうに余分に切ってから   再度短く切る→カッターで整えます
 
 
  のこぎり(レザーソー)  
   
のこぎり(レザーソー)
 
 薄い刃ののこぎりです。
 ボディの幅をつめたりする大きな工作の時や、ガレージキットなどのムク素材が相手のときに使用します。
 
  精密ドライバー  
   
精密ドライバー
 
 最近のプラモデルには小さなネジが付いています。
 普通のドライバーだとサイズが合わなかったり、なめてしまったりする恐れがあります。ホームセンターでセット品が安く売っていますので、ひとつ持っていれば何かと便利です。眼鏡用などにも使用されます。
 
  サシ  
   
サシ
 
 定規のことです。カッターを引く時などに使用します。
 カッターに負けない金属製のかなざしが便利です。 小さなものと、30cmくらいのものがあれば重宝します。
 
   
   
筆
 
 プラモデル塗装にはかかせないツールです。
 平筆はホビーショップによく置いているオレンジの毛のものが使いやすく、面相筆はくろっぽい毛の、少し高価なものを購入するとよいでしょう。
 面相筆には透明の筒状のキャップ(カバー)がついていますが、キャップをはめる時に毛の部分を微妙に割ってしまうことがあるので、一度取ったあと再びつけるのはあまりオススメできません。
 
  調色スティック  
   
調色スティック
 
 塗料をかき混ぜたり、塗料皿やカップに取り分けたりする棒です。
 はっきりいって、プラ棒や筆の反対側で代用出来てしまったりしますが、なんとなく、あると嬉しい感じです。
 2本セットで安価なので買ってしまいましょう。
 
  デカール用の水入れ  
   
灰皿
 
 デカール(水につけてはがすもの)を貼る際に使う水入れです。底の浅いもののほうが具合がよく(沈んでも大丈夫)、右の写真の「ふち」の部分が幅広いとそこにデカールをよけることが出来るので大変便利です。直径12cm程度の昔風のガラスの灰皿です。
 
  接着剤  
   
接着剤
グンゼ:Mr.セメント
 
 最近は接着剤不要のプラモデルも増えてきたようですが、気合いを入れた制作には必需品です。
 プラモデルには、専用のサラサラとした液体のものが圧倒的に使いやすく、キャップに筆の付いたものが(ほとんどだと思います)とても便利です。
 三角すいの形のビンのものが、気持ち接着力が強く思ってましたが、倒しやすいので(何度も倒して机をドロドロにした覚えが…)四角い低いビンのものが便利でしょう。(そういえば最近三角すいのビンを見ないな…)「〜セメント」という名前で売っています。
  使ったらすぐにキャップを戻すのが基本中の基本です。これを怠ると、だんだん粘度が高くなりドロってしまいます。
 
 接着剤は、素材同士を溶かしてくっつけて固めるという方式のものと、瞬間接着剤のようにその接着剤自体がつなぎになって固める方式のものがあり、プラモデル用の「〜セメント」というものは前者のタイプです。なので、しっかりと溶け合って接着された場合、かなりの強度(というか一体化)になります。
 
 瞬間接着剤は手軽ですが、硬化時にまわりが白くくもることがあるため(白化)、注意が必要です。どうしてもという場合は、「LOCKTITE(ロックタイト)」という外国のもので低白化タイプというものがあります。 「LOCKTITE」は有名モデルカーショップなどで扱っています。
 
  ABS用接着剤  
   
接着剤
 
 
 最近のガンプラには、部分的にABS樹脂が使われていることがあります。
 特に注意事項としての表記はないので、通常のスチロール用の接着剤を使ってしまいがちですが(それでもある程度は接着できます)、ABS専用のものを使用したほうが強く付くようです。
 
  エポキシ系接着剤  
   
接着剤
 
 
 2液混合タイプの接着剤です。
 硬化時間にはいろいろな種類があり、A液とB液を混ぜ合わせて化学変化で硬化が始まります。5分で硬化するスピード接着タイプが使いやすいと思います。
 プラ用の接着剤のように、素材を溶かして接着するのではないので、プラスチック以外の素材にも強くくっつきます。
 
 適当なものにA液を5mmほど出し、すぐ隣にB液を同じ5mmほど出します。そして、(大抵付属している)ヘラでぐるぐる混ぜ合わせます。(使う量 に応じて5mmを1cmなどに変えて行なってください。ただ、プラモデルではそんなに大量 に使うことはあまりないでしょう。)
 少しだけしか使わないからといって、1mmほどにしてしまうとうまく硬化しませんので気持ち多めに混ぜたほうが良さそうです。
 
 そして、混ぜ合わせるときにもっとも注意しなければならないことは、エポキシ系接着剤(B液)はものすごく臭いことです。
 
 このエポキシ系接着剤の使い道は、やはり強度が出るので強度の必要な所、ガレージキットなどの「プラスチック用接着剤で付かないもの(スチロール樹脂以外の素材)」を付けるときなどです。
 僕は、ザクの股関節を折ったときに使用しました。
 
  瞬間接着剤  
   
接着剤
 
 
 誰でも1度は使ったことがあるのではないでしょうか。
 “瞬間”といっても付けた瞬間に固まってくれるわけではなく、(特にゼリー状は)しばらく保持する必要があります。またプラモ用の接着剤と違って、ほんの少しだけ付けて使用します。
 
 便利なように思えますが弱点もあり、ゆっくりと徐々にかかる力には強いのですが、「コツン」というような急激な力にはモロく、ポロっと はずれたりします。
 また「白化」という現象があり、瞬間接着剤が付いた周りのプラスチックが白く曇ることがあります。透明パーツなどに使用して、白化がおこるとガッカリです。できれば透明パーツには使いたくないですね。
 「ロックタイト」という商品(メーカー)名の瞬間接着剤があり、これには「低白化タイプ」というものがあります。これがイチ押しです。昔、ロムというモデルカーショップで購入しましたが、最近は日本の企業が(ライセンスか提携かわかりませんが)売り出しているようで、ハンズなどで扱っているそうです。
 
 瞬間接着剤は、お互いを溶かしてくっ付くプラ用接着剤による接着とは根本的に違いますので、強度はあまりありません(と僕は思います)。
 
  Gクリヤー  
   
Gクリヤー接着剤
 
 
 G17と並ぶコニシボンドの代表商品です(勝手に代表にしちゃった)。G17は黄色いですが、コチラはその名のとおり透明。ラバーチャックのような感じで、塗って少し乾かしてから対象物を接着します。
 「皮革・布・合成ゴム」と大きく書いてますが、透明なのでプラモには意外と重宝します。小さいサイズのものが180円くらいで売っています。
 ラッカー塗装をした上からでも使えるため、塗装面などでプラセメントが使えない場合に活躍することが多い接着剤です。チューブから直接つけずに、つまようじや針等にとって少量 づつポイント付けして使いましょう。
 
  スーパーX2(エックス・ツー)クリア  
   
スーパーX2クリア
 
 
 セメダイン社。コニシのGクリヤーと似たような感じかな、と買ってみたのですが、コイツは糸を引かない。その点はかなりいい。
 乾くと透明で、「金属・プラスチック・ゴム・コンクリ・木」などなど、いろいろなものに使えるようです。
 Gクリヤーの糸引きがヤな人はこちらを試してみてはどうでしょう。
 
  クリップ  
   
目玉クリップ
 
 目玉クリップなど、塗装時や接着したパーツの固定に使用します。
 大きめのものが、塗装時にはそのまま立てて乾かせますので便利です。
 パーツの固定用途では、輪ゴムは長期戦になると切れたり溶けたりしますので注意しましょう。 (短期決戦の場合には使えますよ。)
 
  エアブラシ  
   
エアブラシ
OLYMPOS HP-101
 
 塗料を霧状にスプレーして塗装する道具です。
 使い慣れてくれば、1mmくらいの線がひけます。(塗料の濃度がコツ。)イラストレーター(絵描き)さんも使用していますが、プラモデルの塗装に大変便利です。
ただ、高価ですし、こまめに洗浄し丁寧に扱わないとすぐに使い物にならなくなります。
 コンプレッサーという、圧縮空気を送りだす道具があれば、さらに便利。コンプレッサーの無い場合、缶入りのエアーを使用しますがすぐになくなり、たくさん購入するはめになりますのでコンプレッサーは是非欲しい所です。
 オリンポスというメーカーのエアブラシが大変使いやすく、20年近く使ってますがまだ故障しません。(写真)
 
 詳しくは、「エアブラシの使い方」をご覧ください。
 
  リューター(モーターツール)  
   
リューター
 
 
 いろいろな呼び方があるようです。先が電動で高速回転する本体に、様々な種類のドリルややすりなどのアタッチメントを付け替えて使う便利な工具です。
 歯医者さんでウィーンとやられるアレ(の一種)です。
 
 結構高価な工具ですが、あると本当に便利で、つらいやすりがけなどがあっさりと終わったり、ポリパテやファンドでの造型作業には重宝します。アタッチメントには、耐水ペーパーをはさめたりするものや、多種類の形状のドリルやヤスリ、ツヤ出し用のバフなど様々です。

 DIYショップやWEB通販で購入できます。ドレメルやプロクソンというメーカーのものが有名ですね。僕は昔、京都のVOLKSという店で売っていたものを使っています。(おそらくプロクソンのOEM)
 回転数が無段階で変更できるもので、アタッチメントを色々変更できるものがいいと思います。種類によっては1万円くらいで販売しています。高価なので、相当気合い入れている人以外にはオススメしません。
 
  マスキングテープ  
   
マスキングテープ
 
 タミヤから発売されている、プラスチックケースに入った黄色のテープが一番いいです(写真)。
 幅も数種類用意されていて、細いものなどは大変使いやすく、またケースのおかげでサイドにほこりがつきません(重要)。
 しかも長いあいだ貼りっぱなしにしてもベトつくことがなく、薄めの粘着力が絶妙です。
 まさにいいことづくめの商品です。一度、白いテープでベトついてしまった経験があるので、模型用としては これ以外のテープを買う気にはなりません。
 
  クリアテープ  
   
クリアテープ
 
 家にある普通のテープは、全てこれに変えてもいい!というくらい良いことづくめのテープです。
 普通のテープは、貼付けてから時間が経つと黄色く変色してきたり(黄変)、粘着剤がベタベタしてきたりするものですが、コイツはそれがありません。粘着の強さ、テープ自体の堅さもほどよくしっとりしていて透明度も高く、プラモにはまさに持ってこいですし、一般 の生活でテープを使うときでもこちらの方が全てにおいて良いと思います。
 
 値段は普通のテープよりやや高いですが、テープってそんなに大量に消費するものではないですし、写 真のようなセットのまとめ買いを一度してしまうと、何年も持ちます。慎重な方は、是非とりあえずひとつだけ買ってみて試してください。画材の安い卸しのような店なら、そこそこ安価で手に入るはずです。
 
  両面テープ  
   
ナイスタック
 
 ニチバンの「ナイスタック」がオススメです。
 幅が数種類、接着強度も数種類あります。
 赤いパッケージのモノ(写真)が一般的ですが、青いパッケージの方が強力粘着タイプです。両方ともテープが薄く、精密な作業にはもってこいです。
 
 使いみちとしては、 スジ彫りをする時にプラ板を定規代わりに両面テープで貼付けます。 他には、…。あれ? それくらい…ですかねー(汗)。
 → 参考:基本的制作事項・「スジ彫り」へ
 
       
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