HOME(図解!なんでも制作日記) vol.one
 ドメイン変更に伴い、移転しました。
 新しいサイトはこちら→「図解!なんでも制作日記〜プラモデルの作り方
  BACK
   
デジカメで写真を撮ってみる。  
  2. いきなりライティング
 
     デジカメ選びも無事終わり、あなたはさっそく完成したプラモを撮ろうとします。
 が、このコーナーがなぜ存在するかというと、「キレイに」撮るためです。普通にパシャパシャ撮ってもあまりうまくいきません。 バックにいらないものが写ったり、影が強く付いてしまって細部が暗くて見えなくなってしまったり、白く光ってとんでしまったり、ピントが合わなかったり、ブレてしまったり、泣いたり笑ったり、難しくて軽く投げ出しそうです。
 
 写真は、ライティングがキレイに出来ていればどうやらうまく撮れるようです。あと、「ピントが合わない!!」と泣きそうになっている人の半分は、ピントが合っていないのではなくて「ブレて」いるパターンです。
 
 なぜブレるのか?
 
 カメラは一定の光りを必要とするのですが(人間の目も同じですね。暗いと見えない。)、このとき光りが足りない(暗い)とそのぶんシャッターが長時間ひらきます。
 人間の目はケタ違いに高性能なので、室内の暗い蛍光灯でもそうとう明るく見えますが、カメラにとっては室内は大変暗い。仕方なくシャッターを長いあいだ開けて、少ない光りを取り込み、光の量のつじつまをあわせようとします。(オートの場合)
 
  そんな時に、手持ちでカメラを持ってとると、熱い心臓の鼓動に合わせてカメラも鼓動します。で、ブレるわけです。
 
 以上のような理由から、室内で撮るときは最低限昼間、明るいときに行ないましょう。さらに三脚で固定すればブレません。 また、夜に撮影するときはそれなりの照明器具を揃えましょう。
 さらに必要以上に近くによってもピントが合いません。カメラの性能以上に近くに寄らないようにしましょう。(前述)

 
  3. せっかくなので作ってみる
 
     ライティングといっても、どうすんの??という感じでこのままではかなり無責任です。
 カンタンにすると、今まで述べたことをふまえつつ、プラモの後ろに白い布などをかけて背景にいらないものが写らないようにし、 昼間のあかるい室内で(直射日光は当たらないように)、三脚にカメラを固定してパシャっといってしまえばそれなりにキレイに撮れるはずです。 がしかし。「空気感が出したいとき」「背景の継ぎ目を消したいとき」「柔らかい照明にしたいとき」「がぶ飲みしたいとき」いろいろあるでしょう。そこで!
 
  せっかくの「制作日記」なので、撮影ブースを作ってしまいましょう。
     
 
懐かしい竹ひごです。   こんなふうにカット
 
 ユザワヤにて早速「竹ひご」を購入してきました(8本入り¥140×2)。小学生以来かも。
 
 長さが60cmほどあるのですが(ちょっと大きすぎたのでもっと小さいほうが良いかも)、端の方を写 真のようにカットし、それぞれを組み合わせて真鍮ワイヤー(細いもの。¥90)でくくりつけていき、 サイコロ状の骨組みを作ります。
     
   
トレペをテープで止めていきます    
 
 そして、壁にあたる部分にトレーシングペーパー(A2サイズ¥150×2枚)を貼付けます。骨組みの竹ひごを巻くように、テープで止めます。
     
   
こんな感じ(大きすぎた)    
 
 さらに、ボール紙のようなもの(¥100ぐらい?)をバックから床部にかけてだらーんと垂らします。
     
   
よいしょ    
 
  あまったトレペ(トレーシングペーパー)と竹ひごで、ライトの前に付けるディフューザー(のようなもの)を作ってしまいました。
  以上、全部で¥700ぐらいです。
     
 
針金で固定   下から見たところ
 
 ちなみにこのライトは撮影用にヨド○シカメラで買ったもの。すんごい明るいです。値段は忘れましたが、スタンドとライトとライトガード全部で7000いくらかだったと思います。
 さらに普通の家庭用のスタンドライト(蛍光灯)を前から当てたりします。
     
   
暗いので近付ける    
 
 基本は上からのメインの照明で絵づくりをする感じで、撮影物のポージングなどを行います。ガンダム系のプラモで、モノアイなどを反射させたい場合は、懐中電灯式の蛍光灯などで、前から反射する位置を探ってハイライトを作ります。
 
 上からの照明を相当明るくしてあげると、まわりの白い壁に光が反射して回り込み、いい感じに全体に光が当たります。もし強い照明が用意できないときは、明るい昼間などに直射日光を避け、セッティングすれば充分な明るさが得られます。
 
 で、撮ってみました。モデルは制作中の「ハコプー」です。
     
   
ハコプー(量産型ではない)    
 
 なんということでしょう。光がまわりのトレペに反射して拡散し、やわらかい光となってハコプーを優しく包み込んでいます。(by ビフォーアフター)
 
 …さて、今回はとりあえずココまでです。もっと詳しい内容はまた今度。。。

 
    → HOMEに戻る  
  BACK ↑このページの最上部に戻る  
copyright(c)2002 KENJI. All Rights Reserved.
HOME