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3. 構成例(セッティング)
僕が普段使用しているエアブラシの構成です。
ハンドピース、コンプレッサー
HP-101(OLYMPOS)
AD-CON2002(OLYMPOS)
電源スイッチが手元にないと不便ですので、OLYMPOS(オリンポス)のコンプレッサーなど、スイッチがない機種の場合はコンセントから引っ張る手元スイッチが必需品です。コンパクトタイプの機種で、スイッチがすぐに押しやすいものであれば必要ありません。
とにかく、作業中は一度座ると立ち上がりたくなくなりますので(僕だけ?)、全て手の届く範囲で作業できるようにしたいです。
レギュレーター
ピースハンガー一体式で水抜きフィルター、空気圧調整が付いている優れもの。3本までのハンドピースを接続できます。
レギュレーターの下は、水抜きの際に水がはねますので、濡れて困るものは置かないようにしましょう。
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4. テスト(試し)吹き
(自分の環境で恐縮ですが、一連の使い方を説明します。同じ機能・機械がお持ちのものに付いてなくても、もしくはもっと色んな機械が付いていても基本は同じですので参考にしてみてください。)
必要なものを購入し、全て準備・接続が終わったら、まず「水」で練習してみます。
エアブラシのカップに1/4ぐらい水を入れてフタを閉め、レギュレーターがある場合は
水抜き用のボタンを押したままコンプレッサーの電源を入れます。
すぐにレギュレーターの水抜き用のボタンを離し、ハンドピースを利き手で持ちます。
水抜きボタンを押したままスイッチオン!
■持ち方
ペン式
ペン式
ペンを握るような感じですので、コントロールしやすく線が引きやすい持ち方です。
これが正しい持ち方のようですが、手の小さい人や握力の弱い人(僕です)など色んな人がいるので、絶対にこの持ち方をしなければならないということはありません。
親指式
親指式
上から見たところ
僕はこの持ち方です。
力の入れやすい親指でボタンをコントロールするので、長時間のエアブラシでも疲れにくく、見た目よりも微妙な調整ができます。手の小さい方には特にオススメです。
細い線を引く時があれば、その時だけペンの持ち方にチェンジしてもいいですね。
ちょっと吹いてみましょう。
バケツや洗面器など濡れてもいいものを左手に持ち、思いきってエアブラシのボタンを押してみましょう。水がスプレーの様に噴射します。
ダブルアクションの場合、押したボタンをそのまま手前に引くと、水がより多量 に出ます。
ボタンを離すと、噴射が止まります。
いろいろ適当に動かして吹いてみましょう。
終了したら、まずコンプレッサーのスイッチをオフにします。すぐさま一番最初に押したレギュレーターの水抜きボタンを押し、プシューっと水を抜きます。(水が机の上などに飛び散らないように充分に注意しましょう。アクリル塗装中などの場合、机上の塗装中パーツにかかると1からやり直しです。)
水抜きの機能の無い場合は、ハンドピースのボタンを押してホース内に溜まった空気を抜きます。(今回は水なので、掃除しなくてもいいです。)
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■ハンドピースの構造
エアブラシは、機械を使うテクニックなので、基本的な内部の構造が分かってるほどうまくコントロールできます。車と同じです。
原理は、空気(エア)を送り込む所(エア缶もしくはコンプレッサーから下部のパイプを通って送り込まれる)と、塗料を送り込む所(カップから流れていく)があり、機械の内部でそれらが混ざりあって霧状になる というカンタンなものです。車のキャブレターに似ています。(そればっかり)
霧状にする時にもっとも大切な部品が「ニードル」です。針のおばけみたいなものです。
ニードル
この先の尖っている部分の位置を調節することで(本当に微妙)、スプレーの広がる角度・噴出量 を調整するのです。 よって、ニードルの先が少しでも曲がってしまうと、(特に細かい作業時に)キレイにエアブラシできません。わずかな力がかかっただけで曲がってしまう時もありますので、
ニードルを扱う時は細心の注意を払いましょう。
機種によっては、後部に「ボタンの引きしろ」を調整するダイヤル付きのキャップがついています。ちょっとややこしい。
キャップ
通常(ダブルアクション)は、ボタンを引くとニードルが後ろにさがる(つまり噴出量が増える)構造になっていますが、このキャップの最後尾のダイヤルをまわすことで、ボタンの引きしろを調整でき、引き過ぎないよう(塗料が出過ぎないよう)にすることが出来ます。
ノズル(ノズル口径)は機種によって0.1mmや0.3mmなど、様々です。細ければ細いほど精密な線が描けますが、大変高価になるうえプラモ用の塗料ではつまりやすくなるでしょう。個人的には0.3mmで不自由したことがありません。
ノズル(内部のほうです)
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